「TPP大筋合意」に抗議し合意撤回を求める
タイトル「TPP大筋合意」に抗議し合意撤回を求める
地区東浦町
発行東浦町会議員団報

2015/10/25
日本共産党東浦町議団
資料
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内容

農民運動全国連合会は10月5日のアトランタで開されていたTPP閣僚会議で「大筋合意」に達したことに強く抗議する声明を発表しました。

                         TPP        日豪FTA
米・豪産に7万8400トン輸入枠新設 MA米6万トンを米国に上積み 関税撤廃・削減対象から外す
小麦 米・加・豪産小麦に25.3万トンの輸入枠新設  将来見直し
牛肉 15年後までに関税を75%削減 15年後までに関税を
豚肉 高級肉は10年で関税撤廃、加工肉は90%関税 差額関税を20%~50%削減
バター 低関税輸入枠を新設 再協議
チーズ チーズの一部の関税を撤廃 無税枠拡大
 砂糖 加糖調製品の輸入枠新設 将来見直し
 その他 鶏肉・鶏卵、果汁、リンゴ、ワイン関税撤廃 再協議

 国会決議が求めたのは、主要5品目については関税の撤廃だけでなく削減も行わない「除外・再協議」であり、これが満たされない場合は交渉から撤退することでした。ところが、「大筋合意」の内容は①米価大暴落の下でアメリカにコメのTPP特別輸入枠7万トンを貢いだのに加え、ミニマムアクセス米6万トン増やす。②牛肉・豚肉の関税を実質的にはゼロに近い水準まで削減。➂麦や乳製品、

甘味資源のTPP特別輸入枠を新設するなど国会決議違反です

                   日本農業〝皆殺し〟!「5品目」以外も軒並み関税ゼロ

もともと無・低関税の野菜以外の834品目中400品目以上を関税ゼロに

  撤廃時期 今の関税 国内生産量 輸入量
オレンジ 6~8年目 16~32% 86万トン 12万トン
オレンジジュース 6~11年目 21.3~29.8% 0.6万トン 9.4万トン
りんご 11年目 17% 74万トン 0.1万トン
りんごジュース 8~11年目 19~34% 1.5万トン 8.4万トン
ぶどう 即時 7.8~17% 18.6万トン 1.8万トン
さくらんぼ 6年目 8.5% 1.9万トン 1万トン
パイン 11年目 17% 0.7万トン 16.3万トン
トマト加工品 6~11年目 16~29.8% 30万トン 26万トン
         茶 6年目 17% 8.5万トン 0.5万トン
      落花生 即時~8年目 10% 1.7万トン 2.7万トン
 小豆 即時 10% 7.1万トン 2.6万トン
いんげん 即時 10% 1.8万トン 3.4万トン
ソーセージ 6年目 10~20%    
牛タン 11年目 12.8%    
牛・豚内臓 8~13年目 8.5~12.8%    
鶏肉 11年目 8.5~11.9% 147万トン 44.2万トン
鶏卵 即時~13年目 8~21.3% 251万トン 12.9万トン
無糖練乳 即時 25~30%    
冷凍ヨーグルト 11年目 26.3~29.8%    
はちみつ 8年目 25.5% 0.3万トン 3.8万トン
マーガリン 6年目 29.8%    
ビスケット 6~11年目 15~20.4%    

 

最終合意でも「決着積み」でもない
                          本当のヤマ場はこれから
安倍政権は、すでに「決着済み」とばかりに、いち早く「事後対策」の検討に着手しています。しかし、残されている未決着問題を解決して協定文書を完成させ、各国の国会承認にこぎつけなければならず、本当のヤマ場はこれからです。