活動報告

  • 南知多町  内田 保

コロナ第4波への南知多町への申入れ・懇談実施

4月5日、日本共産党内田議員は、石黒南知多町長へ

「新型コロナ第4波に対する命とくらしを守るための 日本共産党の緊急要望書」を提出し、石黒町長と懇談しました。

要望書は以下の通りです。

町長は、「真摯に受け止めさせてもらう」としてコロナ対策について、今後のワクチンの接種体制について主に意見交換し、懇談しました。

 

 

新型コロナ第4波に対する命とくらしを守るための

                   日本共産党の緊急要望書

    新型コロナウイルスを封じ込めるための大規模検査と

                    安心できるワクチン接種体制を求めます。

 

日々政務ご苦労様です。

政府は、首都圏一都三県の感染者数が低下してきたことから、緊急事態宣言を3月21日に解除しました。 しかし、新規陽性者数は下げ止まるどころか上向く傾向にあり、コロナウイルスの封じ込めには本格的に大規模検査に取り組むことが求められています。

愛知県は政府の通知に基づき、高齢者施設等での感染拡大や新たなクラスターの発生予防を目的に、高齢者入所施設等職員に対するスクリーニング検査を3月中に1回実施しました。高齢者施設等での社会的検査が始まったことは一歩前進ですが、専門家からは頻回の検査が必要なことが指摘されており、対象が入所施設に限られ、訪問介護・看護やデイサービス、居宅介護支援事業所といった訪問系・通所系 事業所の職員が除外されていることも問題です。これでは、コロナウイルスを封じ込めることはできません。検査費用の2分の1を自治体負担としている現状を変え、政府が検査費用を全額負担することも必要です。同時に市町村にも臨時交付金を使って県の検査を補完する検査事業が求められています。

政府は緊急事態宣言が解除された地域の繁華街等で行うモニタリング調査を1日1万件の計画としていますが、これでは13都道府県が対象とした場合、1県当たり1日千件にもなりません。最低でも1日10万件は必要です。

また、今後は感染力が強いとされる変異株が流行の中心になると言われています。愛知県は陽性者に占める変異株検査の割合を引き上げ、陽性者を確認しました。変異株の広がりを把握する検査をさらに充実させ、陽性者周辺へ疫学調査を集中させて封じ込めるなど、あらたな対策が求められます。

 以上から、貴職に対し、以下のことを求めるものです。

1 南知多町民の命と暮らしを守るために、コロナ対策第3次補正予算の残額約9000万円等を利用し、以下のような多くの町民が納得する公平公正で適正な施策を実施すること。

  ①南知多町はスクリーニング検査の回数を増やすため高齢者施設等への補助を行うこと。

  ②南知多町においても、PCR検査等を滋賀県甲良町のように窓口負担なしでできるよう町独自に体制整備をすること。

 ③多くの町民が望んでいる公平な施策である水道の基本料金の無償化を実施すること。

 ④子育てを応援する立場から、給食費の無償化も再度実施すること。

⑤ネット環境にない家庭の子ども支援として、モバイルWIFIの貸し出しと通信費の補助を検討すること。

⑥感染拡大の「第4波」を直視し中小業者支援のため、持続化給付金の再交付を実施するよう国に求めること。

⑦新型コロナ特例として行われた国民健康保険の傷病手当の支給対象を事業主・フリーランスに拡大すること。それにかかる財政支援を国に強く求めること。

⑧労働者の生活保障として、雇用調整助成金のコロナ特例の維持・労働者個人としての休業支援金請求制度を今後も継続するよう国に強く求めること。

2 大規模検査徹底について次のことを愛知県と政府に対して要請すること。

愛知県に対し、以下のことを求めること。

①検査する対象を高齢者施設の職員だけでなく、利用者にも広げること。こうした社会的検査を高齢者施設だけでなく、医療機   関、保育園、学校等にも広げること。

②変異株の検査を大学や民間研究機関等に協力依頼するなど検査体制を拡充すること。

③変異株の蔓延状況や新たな感染対策等の情報を市町村と共有し連携を強めること。

④保健所のトレーサーの大幅増員など大規模検査にふさわしい体制をとること。

政府に対し、以下のことを求めること。

①高齢者施設等の社会的検査費用を全額国庫負担し、検査対象を入所者や保育施設等に広げること。

②モニタリング検査を1日1万規模から1日10万規模に拡大するよう求めること。

 ③変異株の疑いを検査する検査の割合を大幅に引き上げること。

3 南知多町として、全ての町民が安心できるワクチン接種体制の整備に配慮すること。

総合体育館でのワクチン集団接種の高齢者や困難をかかえている町民に対して、安心してワクチン接種の機会を保障するために、以下の案を検討すること。

①75歳以上の高齢者でひとり暮らしや、交通手段がないとする申請があった町民に対して、総合体育館までの往復のタクシー券を配布すること。

②産業祭りのようにバスを利用して、総合体育館を往復する特別な体制を確保すること。

③介護施設・特別養護老人ホーム等への入所者や、寝たきりで、接種困難な場合、医師による施設や自宅への訪問接種の体制を整備すること。

④外国人に対応するために、コールセンターにまず、英語に対応する人材を配置すること。

⑤個別接種では、美浜町のかかりつけ医(浜田・渡辺病院・厚生病院)でも対応できるよう南知多町として交渉すること。

⑥今後の集団接種場所は、総合体育館だけでなく、各地域(内海・山海・豊浜・師崎・大井)の公民館・支所等でもできるよう医師・看護師等の配置を具体的に検討すること。

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