２０２１．０３．１６

議案第19号　令和3年度美浜町一般会計予算

反対討論　　　　　　　　　　日本共産党議員団　山本辰見

　私はただいま議題となっています、「議案第19号　令和3年度美浜町一般会計予算」に対して日本共産党を代表して、反対の立場で討論いたします。

　私たちは予算の全体を批判するものではありません。子育て支援や福祉の課題、空き家対策や安心・安全のまちづくり、活力のある街づくり、教育の関する環境づくり等についてはむしろ積極的に支援する立場で支持する課題はありますが、どうしても賛成できない項目があります。

す。

それは、都市公園整備事業についてであります。私たちに寄せられた住民の多くの皆さんの思いをどうしても伝えなければなりません。1点目は陸上競技場を中心とした運動公園整備事業です。交流人口を増やし活性化しようという考えを否定はしませんが、住民の多くの皆さんは、町当局が提案している形では、交流人口は一定程度あるにしても、定着人口の増加には決して結びつかないのではということです。現段階においても、この事業の運営主体の組織がはっきりしていません。おおよその考え方は示されましたが、運営にどこが責任を持つのか、合宿や継続的な練習利用など、すでに営業が始まっていなければいけません。当局が試算している利用客が本当に実現できるのか、非常に疑問です。

今回の予算には建設工事は入っていますが、これらの運営主体に関する予算や、交流人口を増やすための具体的予算が含まれていません。このことを指摘します。

もう1点は総合公園拡張事業です。最初の予定であった第2グランドを移転する代わりに野球場を2面、できれば公式野球場をといった計画がご破算になりました。

　私たちは以前からこの計画そのものに反対でありました。それにしてもここの課題のある土砂部分を購入・整備するのではなく、当初計画に必要なら別の場所をと指摘してきましたが、その方向が検討されていません。

住民の皆さんの貴重な税金である予算をつぎ込むわけですから、町民にとって意味のある、税金の無駄にならない方法に再検討・変更するべきです。

企画費の中にある「リニア中央新幹線建設促進期成同盟会負担金」については、民間大企業を支援するものです。徴税費の中にある「知多地域地方税滞納整理機構負担金」について、愛知県では他の地域は終了しているのに、知多地域だけ残っています。解散を求めきましたのでこの負担金には賛成できません。

以上、何件か指摘して反対討論とさせていただきます。